学術系基礎研究

Research from Japan and other countries

過熱蒸気を製造する医療機器については、本来の使用目的と異なった使い方をしております。
あくまで過熱蒸気の学術研究の目的で行われているものであり、疾患の治療目的として使用することは日本国内では一切認められておりません。
また本サイトを利用して、特定の医療機器について、あたかも治療効果があるかのような表現を行うことや、治療効果を期待させるような表現を行うことが出来ません。
過熱蒸気の研究用途以外での使用を一切禁じます。

過熱蒸気の3大作用

基礎研究:
ヒト試験でわかった作用

基礎研究:ヒト試験でわかった作用

過熱蒸気を用いた基礎研究の
結果から、人が本来持っている
自然治癒力に働きかけ、健康維持に
期待できる可能性を示唆しています。

※この研究結果は、九州保健福祉大学免疫学研究所の
協力で得られました。

血管内皮の機能改善

可溶性CD106
(sCD106)産生による
血管内皮の活性化作用

  • sCD106(sVCAM-1)は様々な刺激によって、数時間以内に血管内皮細胞上で増強するタンパク質である。
  • 血液中に可溶性CD106(sVCAM-1)が増加すると、血管内皮の活性化がさらに増強され、血管内皮の強化・改善作用が現れる。
    被検者健常人)を対象に、 suisonia(FRJ-003)から生成される水素を含む蒸気混合気体「スイソニア蒸気」を吸入した90分後の血液中のsCD106の動態を調べたところ、増加が確認された。
「スイソニア蒸気」吸入(90分)後のヒト(健常人)試験データ

可溶性CD106(sVCAM-1)の
機能について

微生物が生体に侵入した場合の
可溶性CD106の働き
  • ①微生物による血管内皮の刺激
  • ②血管内皮細胞上で可溶性CD106(sVCAM-1)が増強
  • ③可溶性CD106(sVCAM-1)が血管内皮細胞から血液中へ放出
  • ④血管内皮の活性化がさらに増強
  • ⑤白血球が血管内皮をローリング
  • ⑥白血球が微生物の侵入した組織へ定着
  • ⑦白血球が微生物を攻撃
  • ⑧感染防御の成立

※この研究結果は、九州保健福祉大学免疫学研究所の
協力で得られました。現在、特許出願中です。

硝酸イオン(NO3–)産生に
よる
血管のしなやかさ作用

  • 硝酸イオン(NO₃-)は一酸化窒素(nitric oxide:NO)の酸化分解物質で、NOの機能を反映する。
    NOは血管の中で日々産生されているが、年齢とともに減少し、寿命は3~6秒である。
    NOは平滑筋に弛緩作用を促し、血管拡張を誘導する。すなわち、血管を広げ血流を確保すると共に、血管内のコレステロールの蓄積や血栓の発生を抑える。NOは血管と心臓の健康に必須である。
  • 被検者(健常人)を対象に、suisonia(FRJ-003)から生成される水素を含む蒸気混合気体「スイソニア蒸気」を吸入した90分後の血液中のNO₃-の動態を調べたところ、増加が確認された。
「スイソニア蒸気」吸入(90分)後のヒト(健常人)試験データ

硝酸イオン(NO3–)の機能について

  • ①肺の血管を広げて血圧を低下
  • ②男性外性器の血管を拡張(バイアグラの作用はNOによる)
  • ③神経細胞由来のNOは脳を保護
  • ④マクロファージ由来のNOは病原微生物の感染を防御
  • ⑤細胞の壊死を防ぐ
  • ⑥がん細胞を死滅

※この研究結果は、九州保健福祉大学免疫学研究所の
協力で得られました。現在、特許出願中です。

アンギオテンシンⅠ転換酵素
(ACE)の
活性抑制による
血管の拡張作用

  • アンギオテンシⅠ転換酵素(ACE)は、肺の血管内皮細胞から産生・放出される。
    ACEは、アンギオテンシンⅡの働きを調整する酵素で、アンギオテンシンⅡは、ACEの作用を受けてアンギオテンシンⅠから合成される。アンギオテンシンⅡは、血管収縮、腎臓でのナトリウムや水分の調整、血液増加作用、血圧上昇作用がある。ACE活性の阻害は、アンギオテンシンⅡの活性を阻害する。アンギオテンシンⅡの活性阻害は、結果として血管拡張、血圧低下につながる。
  • 被検者(健常人)を対象に、 suisonia(FRJ-003)から生成される水素を含む蒸気混合気体「スイソニア蒸気」を吸入した90分後の血液中のACEの動態を調べたところ、減少が確認された。
「スイソニア蒸気」吸入(90分)後のヒト(健常人)試験データ

ACEの機能について

  • ①NO増加、末梢血管拡張、降圧作用
  • ②腎輸出細動脈を拡張、糸球体内圧を低下
    (腎保護作用)
  • ③インスリン感受性を改善
  • ④高齢者の肺炎防止に効果
    (肺炎発生率を1/3低下)
  • ⑤嚥下機能不全を改善
  • ⑥夜間の不顕性誤嚥を防止(肺炎の予防)
  • ⑦心筋梗塞や心不全の予後改善(延命効果)

※この研究結果は、九州保健福祉大学免疫学研究所の
協力で得られました。現在、特許出願中です。

可溶性Tie2(sTie2)産生
抑制による
血管内皮の
安定化作用

  • Tie2(タイツー)は、血管内皮細胞に発現する受容体(タンパク質)である。血管外側の壁細胞から分泌されるアンジオポエチン-1がTie2と結合すると内皮細胞と壁細胞の接着が誘導され、血管自体が安定化する。血液中の可溶性Tie2(sTie2)産生が抑制されると、Tie2の働きが活発になり血管が守られると共に、老化を防ぐことになる。
  • 被検者(健常人)を対象に、 suisonia(FRJ-003)から生成される水素を含む蒸気混合気体「スイソニア蒸気」を吸入した90分後の血液中のsTie2の動態を調べたところ、減少が確認された。
「スイソニア蒸気」吸入(90分)後のヒト(健常人)試験データ

Tie2(タイツー)の機能について

  • ①シワやむくみの予防
  • ②スリミング
  • ③関節ケア
  • ④中性脂肪の回収
  • ⑤メタボ予防
  • ⑥育毛
  • ⑦アイケア
  • ⑧erectile dysfunction(ED)予防

※この研究結果は、九州保健福祉大学免疫学研究所の
協力で得られました。現在、特許出願中です。

抗酸化作用について

「スイソニア」の抗糖化作用に
関する研究を行っており、
学術的基礎研究(一部臨床含む)の
観点から
「抗糖化作用」に期待
されることが示唆されています。

糖化と糖尿病

糖化について

  • 糖化は、老化を促進する要因と考えられています。活性酸素による酸化が「からだのサビ」と言われているのに対して、糖化は「からだのコゲ」と呼ばれ、食事などから摂った余分な糖が体内のタンパク質や脂質と結びついて、老化促進物質である糖化最終産物(AGE)を作り出します。
  • 糖化は、組織や細胞を劣化させ、内臓を始めとする体内組織に悪影響を与えると共に、多くの病気の原因になることが知られています。
  • 糖化は、血管や内臓にも悪影響を与えます。血管組織が糖化でもろくなると血管壁(特に、血管内皮細胞)に炎症が起こりやすくなり動脈硬化の発生リスクが高まります。

糖尿病について

  • 糖化によって膵臓のβ細胞に持続的な慢性炎症が生じ、インスリン分泌能の障害(インスリン抵抗性)が原因で発症する代表的な疾病が「糖尿病」です。

ヘモグロビンA1c(HbA1c)と
糖尿病の発症要因

ヘモグロビンA1c(HbA1c)
について

酸素を運ぶ働きのあるヘモグロビンというタンパク質が血液中の糖と結びついて糖化したヘモグロビンが「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」です。HbA1cは、ヘモグロビンAのβ鎖N末端のバリンにグルコースが非酵素的にシッフ塩基結合してアルジミンとなり、さらにアマドリ転移を受けてケトアミン化合物となったものです。HbA1cの動態は糖尿病で上昇するため、糖尿病の診断および血糖コントロールの指標として臨床的意義があります。

糖尿病の発症要因について

  • 糖尿病の発症や病態には生体内の糖化作用が関与し、以下の3つの発症要因が考えられています。

①持続的な
慢性炎症

②血管内皮細胞の
機能低下

③免疫機能の
低下

これらの発症要因の適切なコントロールは、
HbA1cの正常化、糖尿病の改善につながります。

学術的基礎研究で
わかった作用

①スイソニアの抗炎症作用

  • 被検者(健常人)を対象に、スイソニアを吸入させ、90分後の血液中の炎症関連物質であるsCD62E、sCD62L、sCD44、sCD54の動態を検査したところ、「スイソニア」による抗炎症作用が認められた。

②スイソニアの
血管内皮機能改善作用

  • 被検者(健常人)を対象に、スイソニアを吸入させ、90分後の血液中の血管内皮細胞に関連する物質の動態を検査したところ、sCD106 と硝酸イオンは増強され、ACEとsTie-2は抑制された。「スイソニア」による血管内皮の機能改善(強化・安定化)が認められた。

③スイソニアの
免疫増強作用

  • 被検者(健常人)を対象に、スイソニアを吸入させ、免疫調節物質である唾液中のIL-1βと分泌型IgA(s-IgA)の動態を検査したところ、唾液中IL-1βとs-IgAの増加が認められた。「スイソニア」による免疫増強作用が認められた。
炎症関連物質
免疫関連物質
血管内皮細胞関連物質
血管内皮細胞関連物質

※この研究結果は、九州保健福祉大学免疫学研究所の協力で得られました。現在、特許出願中です。

セーシェル共和国(Seychelles)

「スイソニア」の糖尿病性
慢性腎臓病患者を
対象とした
臨床試験と抗糖化作用

  • 対象者:糖尿病性慢性腎臓病(CKDステージ5)の患者23名
  • 試験期間:2018年6月~2019年6月
  • 「スイソニア」吸入:1回/透析中 3時間、3回/週
  • 「スイソニア」機器:suisonia(FRJ-003)

※CKD・・・・・・・・・慢性腎臓病
※ステージ5・・・・・腎臓の機能が極度に低下している状態

  • RENASESE病院RENASESE病院
  • Dr.Kishore KumarDr.Kishore Kumar

「スイソニア」のHbA1c正常化作用

「スイソニア」のHbA1c正常化作用
  • 一般的に糖尿病は持続的な慢性炎症が密接に関与していると考えられ、特に、糖尿病性慢性腎臓病は血液透析のみでHbA1cの正常化は難しいのが現状です。
  • 患者は試験スタートから血糖コントロール薬の服用と「スイソニア」の吸入を施行しました。
    吸入3ヵ月後には全ての患者でHbA1c低下し、診療ガイドラインに従い血糖コントロール薬(6人中4人インスリン注射薬、2人内服薬)を中止できました。
  • 最終的には透析とSuisonia吸入のみでHbA1cは正常化しました。

※この試験は、Dr.Kishoreの協力で得られた研究結果です。

「スイソニア」の
Hb(ヘモグロビン)
増加作用

「スイソニア」のHb(ヘモグロビン)増加作用
  • Hb(ヘモグロビン)の動態は貧血の指標で、特に糖尿病性慢性腎臓病では腎性貧血を発症します。
  • 患者は試験スタートから貧血治療薬の服用と「スイソニア」の吸入を施行しました。最終的に貧血治療薬の服用を中止し、「スイソニア」の吸入のみでHbが増加しました。
    全ての患者で貧血状態が改善し、さらに16人中15人で貧血治療薬の服用を中止できました。

※この試験は、Dr.Kishoreの協力で得られた研究結果です。

「スイソニア」の
血圧正常化作用

「スイソニア」の血圧正常化作用
  • 一般的に糖尿病の患者は血圧コントロールは難しいのが現状です。
    特に糖尿病性慢性腎臓病では腎機能が低下するため、高血圧の傾向になります。
  • 患者は試験スタートから降圧薬の服用と「スイソニア」の吸入を施行しました。
    吸入3ヵ月後には全ての患者で血圧低下を認め、診療ガイドラインに従い最終的に19人中14人で降圧薬を中止できました。

※この試験は、Dr.Kishoreの協力で得られた研究結果です。

臨床結果のまとめ

「スイソニア」による持続的な
慢性炎症の改善、
血管内皮の機能改善、免疫機能の改善、
さらに糖尿病性慢性腎臓病におけるHbA1cの正常化が認められ
「スイソニア」の抗糖化作用が
確認されました。

「スイソニア」よる抗糖化作用の結果、
糖尿病性慢性腎臓病における
Hbの増加と血圧の正常化
が認められました。

MLS研究所によるスイソニアの
学術的基礎研究・臨床試験から
スイソニアによる「抗糖化作用」
が期待できます。

抗がん剤によって
発生した
活性酸素に
対する抗酸化作用

抗がん剤であるPaclitaxel(パクリタキセル)を子宮頸がん細胞に添加し、蛍光分子イメージング法で解析した。Paclitaxelによって活性酸素が発生したことが分かった(細胞が青色から黄色/部分的に赤色に変化)

Paclitaxelによって活性酸素が発生した子宮頸がん細胞の培養液にsuisonia(FRJ-003)から生成される気体「水素を含む蒸気混合気体」をバブリングした。蛍光分子イメージング法で解析したところ、活性酸素が除去されていることが分かった(細胞が黄色/赤色から青色に変化)

抗がん剤(パクリタキセル)で
発生した活性酸素は、
「スイソニア蒸気」によって完全に
除去されていることが観察されました。
この結果は、「スイソニア蒸気」の
抗酸化作用を強く示唆するものです。

※この研究結果は、九州保健福祉大学免疫学研究所の
協力で得られた結果です。現在、特許出願中です。